初‼︎海外inポーランド 〜旅行編２日目②〜
カジミエシュ地区へ
2日目の午後からカジミエシュ地区へ行きました。
カジミエシュ地区とは
ヴァヴェル城南東にあり、15世紀以降多くのユダヤ人が住むようになり、第二次世界大戦までユダヤ人が大多数を占める地区として栄えていました。
第二次世界大戦で多くのユダヤ人がいなくなってしまった後は荒野と化しましたが、近年はおしゃれなカフェや個性的なショップが増え活気を取り戻してきています。
クラクフの中心地とは雰囲気が異なり、建物が密集し閉鎖的な空間でした。
しかし、シナゴーグ（ユダヤ教の会堂）や外壁に人や文字などのペイントの入ったカフェや雑貨屋などが多くあり、オシャレな街並みでした。
道路や建物を工事をしている所も多かったので、これから発展していくのではないでしょうか、また行きたいと思える場所でした。
お土産売り場には手の中に目が入ったキーホルダーやシールが多く売られていて何だろうと思っていたのですが、調べてみると中東のユダヤ教徒社会でミリアムの手と呼ばれ、護符とされているものだそうです。
クラクフ国立美術館へ
クラクフ国立美術館には芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチ作「白貂を抱く貴婦人」が飾られています。現物を実際に見てみたいと思い美術館へ行きました。
クラクフ中央駅からは徒歩30〜40分程かかるため、バスに乗って向かうことにしました。駅前にはバスやトラムの線路が多くあり、どこから乗車して良いか迷いました。
駅構内にある案内所にて美術館行きのバス停について尋ねると、案内員さんはバス乗り場の位置を記した地図を渡してくれました。
チップ入れがあったので入れようと思ったのですが、ズロチ貨幣を持ち合わせておらず…どのタイミングチップを渡すか分からないので、事前に貨幣を用意しておくことが大切ですね。
バス停にたどり着き、バス停には発券機が置かれていました。
しかし、表示が全てポーランド語でわけが分からず困ってしまい…
後ろに並んでいた他の観光客の方が手助けしてくれ、無事購入することができました。
支払いは貨幣や特定のクレジットカード（VISAはOK）でできます。
ちなみに、電車と同様に乗車券は時間で購入します（中央駅から美術館まで20分券で大丈夫でした）。バス乗車時に乗車券を通す機械があるので、そこに通すと乗車OKです。
美術館に到着
館内に入ってすぐチケット売り場があり、チケットは３種類程ありました。
お目当てはレオナルド・ダ・ヴィンチの作品であったため、その絵が書かれていたチケットを買うと伝え購入しました。
地下にはコインロッカー、１階はロビーとショップ、２階・３階は作品が展示会場があります。
階段を登り、「白貂を抱く貴婦人」の展示場へ。
展示場内に入ると暗い部屋でライトアップされて飾られていました。
それ以外は何もなく…
これで終わりなのか！と思いましたが、購入したチケットで他の展示会場にも入ることができました。
美術館内には主にポーランド出身の作品が展示されています。
日本の絵画とは違う人の顔立ち、油絵や人の一部を描かれた模型など迫力のある作品が多く展示されていて、とても面白かったです。
今夜の夕食
クラクフ旧市街近くにある「ヤレマ」というお店で夕食をいただきました。
東ポーランドやウクライナ料理を中心に、肉から魚、ジビエ、ベジタリアンまで幅広いメニューがあります。
お店に入ると、店員さんが日本語のメニューを持ってきてくれました。
ここは「地球の歩き方」にのっているお店なので日本人の方が多く来られるのでしょうね。
頼み方が分からず、単品で注文すると「何をメインにしますか」と確認され、伝えると前菜→メインディッシュとコース料理のように持ってきてくれました。
〜食べたメニュー
ボルシチ(Barszcz)：ビーツ（赤カブ）のスープ。ここのお店はウクライナ風で味が濃いめで深みが強かったです。スープだけでもお腹いっぱいになるくらいのボリュームでした。
ピエロギ（Pierogi）：日本でいう水餃子。具はほうれん草、玉ねぎ、チーズ、レバーが入ったものがあります。１個が日本の餃子よりも大きめで、１皿頼んだ所20個位のピエロギが入っていました。
グラーシュ（Gulasz)：パプリカをふんだんに使った牛肉のシチュー。 中心に子牛肉、その周りにシチューがかけられています。シチューはコクが深くとても美味しかったです。
コピトゥカ(Kopytka)：ジャガイモのニョッキ。店員さんに勧められて注文。これもまたボリューム満点で、お腹がはちきれるかと思いました…
これで1人1300円程度でした。ボリュームの割には安かったです。
こうして、2日目は終了しました。
クラクフは1日で見切れないほどまだまだ見所が沢山あります。
3日目もクラクフ周辺を観光しています。
この旅行記で少しでもクラクフの良さが伝わればいいなと思います。
それでは。
